鼻尖形成や縮小手術では、皮膚を切開することで術後に腫れや内出血がでることがあります。ここでは、腫れや内出血などの症状が落ち着くまでのダウンタイムや、術後の注意点についてご紹介します。

鼻尖形成・鼻尖縮小手術の
ダウンタイム

個人差もありますが、鼻尖形成や縮小手術では術後に腫れや内出血、痛み、傷の赤みなどが出ることがあります。これらの症状は、時間の経過とともに徐々に引いていくのが一般的です。

鼻尖形成や縮小手術でよく行われているクローズ法では、腫れや内出血といった諸症状は術後1～2週間程度で緩和されていきますが、完全に落ち着くまでには1か月程度みる必要があります。

なお、クローズ法は鼻尖形成や縮小手術の中でも切開する範囲が小さい施術法ですが、クローズ法よりも切開する範囲が広い他の施術と併用する場合は、ダウンタイムも多少長くなります。

また、ヒアルロン酸注射のような切らずに行う施術の場合は、逆に腫れや内出血といった諸症状はあまりなく、症状が現れたとしても切る施術と比べて短くなる傾向にあります。

代表的な鼻尖形成の方法ごとのリスクついて

鼻尖形成の術後に気を付けるべきこと

鼻に力が加わらないよう安静にする

施術した鼻の状態が安定するまでにかかる時間は施術内容によって異なりますが、最低でも1か月程度はかかります。その間は非常に不安定な状態なので、外から力が加わることで鼻先が変形してしまう恐れがあります。鼻先の状態が安定するまでは、マッサージや強く鼻をかむ、うつぶせ寝といった行為は控えたほうが良いでしょう。

傷跡をこすらないよう気を付ける

切開による鼻尖形成や縮小手術を行った場合、術後の数日は傷口が完全にふさがっておらず、こするなどして力が加わると傷が開いてしまう可能性があります。鼻ギプスやテーピングを外すのに3～5日ほど、抜糸までに1週間ほどかかります。特に大きな問題がなければ、メイクは翌日から可能ですが、抜糸をするまでは鼻周辺を避けてメイクをするようにしましょう。

激しい運動は当面避ける

激しい運動は血流を良くするため、腫れや内出血といった症状を長引かせてしまいます。症状が安定するまでの間は激しい運動は避けるようにしましょう。なお、軽い運動であれば、腫れや内出血の様子をみて1週間後位からできるようになります。

タバコやアルコールの摂取を控える

喫煙は血流を悪くするため、傷の治りを遅らせる原因となります。電子タバコも含めて喫煙は、術後1週間程は控える必要があります。また、アルコールの摂取に関しては、血流を良くしてしまい腫れなどの症状を悪化させる原因となります。同じように、アルコールの取りすぎには気を付ける必要があります。

鼻尖形成・縮小手術のデメリットやリスクをより詳しく

ライフスタイルを考慮してくれるクリニック選び

鼻尖形成や縮小手術では多少なりとも腫れや内出血といった症状があらわれることもあります。施術内容によってダウンタイムも多少異なりますので、施術前にしっかりとダウンタイムについても説明を受けるようにしましょう。

ダウンタイムがあることで、仕事や生活に支障をきたす人も中にはいます。それぞれのライフスタイルを考慮し、ダウンタイムの過ごし方を提案してくれるクリニックを選びましょう。

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鼻尖形成・鼻尖縮小手術後のギブスについて

鼻尖形成や鼻尖縮小手術を受けたあとは、ほとんどの場合ギブスを装着します。鼻先にある軟骨の状態を安定させる・鼻先を綺麗に整えるなどの理由があり、医師の判断によってギブスの装着期間は異なります。

一般的な装着期間は4～7日程度とされています。ギブスを装着していることで手術を受けたことがバレるのを避けたい人もいるでしょう。人に会うときはマスクで隠す工夫をすれば、バレる心配はほとんどありません。

ギブスを外した後は腫れが落ち着いているわけではなく、状態が落ち着き腫れが引くのは術後半年程度かかると言われています。ダウンタイムを含め、術後の過ごし方には注意が必要です。

ダウンタイム中の具体的な過ごし方

洗顔について

テープやギブスで固定している間は、患部が濡れないように配慮しなければなりません。患部を避けて洗顔するなら全く問題ありませんが、普段通りの洗顔をしてしまえば、どうしても患部が濡れるリスクは高くなります。

濡れるリスクを回避したいなら濡れタオルや拭き取りタイプのクレンジングを活用するのがおすすめです。また、テープやギブスが取れたかといって、すぐにゴシゴシと洗顔するのは避けるべきです。とくに患部は優しく洗うように心がけてください。

入浴について

洗顔と同様で、入浴も患部が濡れないようにするのが基本ルール。とくに洗髪時は顔も濡れやすいので、細心の注意が必要です。シャンプーハットを使ったり、美容室で洗ってもらったりすると良いでしょう。

また長時間の入浴は血流が促進されるので、腫れが起こりやすくなります。そのため長時間浴槽に浸かるのは避けましょう。医師によっても判断が変わりますが、できれば術後1週間ほどはシャワーだけで済ませた方がいいかもしれません。

お化粧について

患部以外なら、施術直後からメイクは可能。ただ、メイクはできますがクレンジングや洗顔する際は要注意です。特に患部は洗顔できないので、ファンデーションやポイントメイクなどを施すのは避けてください。

患部以外のメイクもバランスを考え、基本的には薄付きメイクで落としやすさを優先するほうが良いでしょう。

飲酒・運動ついて

飲酒は血流をアップさせるため、腫れ・内出血が起こりやすくなるので注意が必要です。できれば抜糸が終わるまでの術後1週間程度は、飲酒は控えた方がいいでしょう。また激しい運動も血流を促すので、術後1週間程度控えた方が無難です。飲酒や運動については必ず医師の指示に従うようにしてください。

喫煙について

喫煙すると血管が収縮し、血流が滞ることで酸素・栄養素が不足しがちな状態に陥ると言われています。その結果、傷の治りが遅くなり細菌感染リスクが高まるため、抜糸までは喫煙は控えることをおすすめします。ヘビースモーカーで禁煙が難しい方は、事前に医師に相談しておくことが大切です。

就寝時の姿勢について

テープやギブスをつけている時期は鼻の状態が気になるため、うつ伏せ寝を避ける人が多いでしょう。

就寝時の姿勢は、装着期間だけでなくテープやギブスを外したあとも術後2週間ほどは注意が必要です。患部が不安定な状態のため鼻に負担のかかるうつ伏せ寝は避けるようにしてください。また鼻を心臓よりも高く上げると腫れ・むくみを抑えられるため、枕を高めにする方がいいでしょう。背中の下に薄いクッションを入れてリクライニングシートのようなゆるやかな角度をつけると、比較的眠りやすいのでおすすめです。

仕事復帰について

手術をして数週間は不安定な状態のため、可能であれば仕事復帰は早くても抜糸後が良いでしょう。

1週間も仕事を休めないという方は多く、医師に相談したうえで術後翌日から仕事復帰するケースもあります。ただ仕事内容によっては難しいので、必ず医師の指示を仰ぐことが大切です。一般的には肉体労働がなく、デスクワーク中心であればギブス装着期間中の復帰も可能でしょう。ただ鼻に刺激を加えないように、細心の注意を払うようにしてください。

学生なら体育・部活動などの運動は1週間程度避け、医師の許可が出てから少しずつ運動を始めましょう。