鼻尖形成や鼻尖縮小手術の場合、術後は鼻ギブス固定やテーピング固定を行うケースがほとんど。ギブスがどれぐらい目立つか、何日ぐらい着けなくちゃいけないのかと不安に思い、手術を躊躇する方もいるでしょう。

このページでは鼻尖形成や鼻尖縮小手術後にギブスを装着する理由や、装着期間、装着時の生活の注意点などを解説します。ぜひチェックしてください。

鼻尖形成後にギブスを装着する理由

鼻尖形成などの手術を行った直後の鼻は、非常に不安定です。固定しないまま放置すると形が変形してしまい、理想的な形に仕上がらないこともあります。また腫れも酷くなりやすく、ダウンタイム期間も長引いてしまいます。

そのため、鼻の形に安定させるために、術後は鼻を固定するためのギブスが必要になるのです。ギブスには仕上がりを綺麗にするだけでなく、鼻の保護や腫れ・内出血を防ぐなどの役割もあります。

ギブスはマスクで隠せる？

施術の内容やクリニックによって、鼻ギブスの大きさは異なります。そのため一概にマスクで隠せるとは言い切れません。たとえば鼻尖縮小術や鼻中隔延長術の場合は鼻を固定する範囲が狭いので、大きめのマスクであれば十分に隠せるでしょう。

一方、隆鼻術のケースだと鼻の上部分までカバーする必要があり、眉間付近まで鼻ギブスで覆わなければなりません。そのため一般的なマスクではギブスがはみ出してしまうので、マスクだけでは隠すことができないでしょう。とくに眉間プロテーゼ手術と併用した隆鼻術であれば、余計にカバー範囲は広がるため注意が必要です。

マスクだけで隠すことはできないため、鼻の美容整形手術を隠したいと思う方であれば「鼻を骨折した」などと周囲の方に話すケースも。

どうしても隠せるかどうか不安な方は、カウンセリング時に直接相談してみてください。状況によってはバレにくい施術法など、一人ひとりに合った方法を提案してくれるでしょう。

ギブスの装着期間はどれぐらい？

鼻ギブスの装着期間は施術内容やクリニックによって異なりますが、3～7日ほどが一般的です。

ギブスを装着しているときに違和感やかゆみを感じる場合もありますが、自己判断で勝手にギブスを外すのは絶対にやめましょう。もし、かゆみが我慢できないなどの症状があれば、主治医に相談し、どうすれば良いのかアドバイスをもらってください。

ギブス装着中の生活

洗顔について

基本的に洗顔を行う際は、手術部位を濡らさないように上手に洗うようにしましょう。水の中に顔を浸ける、じゃぶじゃぶ水をかけるような洗い方はNGです。ただし手術部位以外の額・目元・頬・アゴなどの部位に泡をのせて、軽く洗うのは問題ありません。

洗い流すときは手術部位が濡れないように優しく水で洗うか、濡れタオルで拭き取るようにしましょう。

お風呂・シャンプーについて

お風呂やシャンプーに関しては、固定している手術部位を濡らさないよう慎重に行うことが大切です。シャンプーハットを用いることで顔を濡らさずに頭を洗えますが、不安であれば美容院で洗髪を依頼するのも良いでしょう。

もちろんギブスや傷跡が少し濡れたからと言って、必ずしも大きな影響を与える訳ではありません。もし濡れた場合には綺麗なタオルなどで優しく拭き取り、自然に乾かせば問題はないでしょう。濡れたからと言ってゴシゴシ強くこするような行為は避けてください。少しでも不安を感じれば、必ず主治医に相談することが大切です。

メイクについて

アイメイク・チーク・口紅など手術部位に関係ない部分であれば、手術直後からメイクすることはできます。ただメイクを落とす際は手術部位を濡らさないように細心の注意を払わなければなりません。またギブスが外れたあとは手術部位のメイクも可能となりますが、必ず主治医の許可を得たうえで行ってください。

ギブス装着中の注意点

圧力をかけないようにする

鼻ギブスを使用する理由として綺麗な仕上げに整えるだけでなく、鼻の保護もあります。鼻ギブスに圧力が加わってしまえば、手術部位に悪影響を与える可能性もあるでしょう。

• うつ伏せ寝を控える
• ダウンタイム期間中は長時間のメガネは控える
• 傷口に触らないようにする
• メイク落としを行う際は優しく拭き取る

上記のように、鼻ギブスに圧力をかけないよう心がけてください。

マスクは清潔なものを使用する

手術後に特に避けたいのが感染症です。そのためマスクを使用する場合は、常に清潔に保つことが大切になってきます。

• 人ごみに出かけたとき
• マスクが汚れたとき
• 病院など感染リスクの高い場所を訪れたとき

上記のような場合は、マスク交換を行ったほうが良いでしょう。

鼻尖形成・鼻尖縮小手術後のギブスにかんするまとめ

鼻尖形成や鼻尖縮小手術は鼻の形にコンプレックスを抱えている方にとってはオススメの施術法と言えます。ただダウンタイムが長く、感染などのリスクもあるため施術を受けるかどうかは慎重に検討が必要です。

また手術後にはギブスを装着するケースがほとんどで、マスクだけでは隠せないことも。もし施術を受ける場合には主治医の指示をしっかりと守り、濡れ・圧迫などを避けるよう心掛けてください。後悔しないためにも実績豊富なクリニックを選び、納得したうえで施術を受けるようにしましょう。